各種事業例
国内外取引、EC/越境EC商品供給例 4.[モリンガ( Moringa oleifera Lam)]
![[モリンガ( Moringa oleifera Lam)]](http://cdn.goope.jp/216745/250211165145-67ab0191988a5.jpg)
ワサビノキ(学名:Moringa oleifera Lam.)のことで、ワサビノキ科唯一の属であるワ サ ビノキ属の1種であり、本属で最も広く栽培されている。
属名のモリンガで呼ばれる こともあり、日本で食材と して扱う事業者やその商品名でも「モリンガ」と称すること が多い。
フィリピンでは、カムンガイ、カモンガイ、マルンガイと呼ばれる。英語では 「モリンガ」の他、果実の形態か ら「ドラムスティックツリー」、
根の味から「ホース ディッシュツリー」、種子からとれる油に注目して「ベン オイルツリー(ベンゾイルツ リー)」の名がある。
本種は木本であり、生長が速く干ばつに強い。インド北西部 のヒ マラヤ山脈南麓を原産とし、熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されている。
栽培地域を中心 に若い果実や葉が野 菜として食される他、浄水や手洗いに用いられ、時に薬用植物とさ れる。 ワサビノキは、成長が速い樹木であり、
環境に応じて常緑性または落葉性を示す。 成木は高さ10~12メートル、 直径45cmにまで達する。樹皮は白みがかった灰色で、厚 いコルク層に覆われている。
若い芽は、紫や緑がかっ た白の毛むくじゃらの樹皮を持っ ている。樹冠は開けており、枝は脆く垂れやすく、葉は3回羽状複葉。
花は両性で、長 さ約1~1.5センチメートル、幅は約2センチメートルで、香りがある。花弁は不同で、薄 い縞模 様のある黄色がかった白色。
長さ10~25センチメートルほどの広がった垂れやす い円錐花序につく。花梗は細 く、有毛。花は植えて6カ月以内に咲き始める。
開花は涼 しい地域では4月~6月に見られ、気温や降水がより安 定した地域では1年に2度あるいは 1年中見られる。
果実は三角柱型の蒴果で3室、長さ20~45センチメートル、茶色に熟し、 ぶら下がる。種子は直径約1センチ メートル、球形で黒褐色、
3枚の白みがかった薄い翼 を持ち、風または水によって散布される。 栽培下では、葉や果実が手の届く範囲につく よう、高さ1~2メートルに手入れされることが多い。